
第30代理事長 三堀秀樹先輩
石橋 三堀先輩が藤沢JC30 周年の理事長であった年は、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件がありましたが、藤沢青年会議所として何か活動したことはありましたか?
三堀歴代 新年定時総会が終わったあとテレビをつけたら阪神淡路大震災がニュースになっていて、何か藤沢青年会議所としても支援しようということになりました。 支援するにはとにかく現金が必要だという話になり、近畿ブロックの友人に神奈川ブロックの銀行口座の開設を依頼し、1週間後には口座開設ができました。当時、神奈川ブロックは21LOMあったので、まずは2100万(各LOM100万円)を集めて近畿ブロックに現金で支援をしました。その支援が3回あって、最終的には、かなり大きな額を神奈川全体で集めて支援することができました。 近畿ブロックの人に、どのように支援金を使ったらいいかと相談されたので、復興した時に子供たちが通う学校の図書室の本や筆記用具などの費用に充ててほしいと依頼しました。近畿ブロックの人たちから喜ばれたことはやはり印象に残っています。

石橋 当時の藤沢JC ではどのような活動をされましたか?
三堀歴代 当時、神奈川ブロックで2100 名程いました。その中でも、藤沢は140 名近くいたため、県内でも横浜、小田原、川崎、横須賀に続く、会員数の多いLOM でした。人数が多かったので盛り上がっていました。自分が理事長になったときに、他のメンバーや先輩から「イルカに乗る理事長」としてイルカに乗ることを勧められました。最終的には江ノ島マリンランド( 現新江ノ島水族館) の職員から危ないと言われ、結果的に実施しませんでしたが、印象に残っています。
石橋 藤沢JC30 周年事業はどのような活動をされましたか?
三堀歴代 30 周年事業は、21LOM から各LOM5 名の登録料を回収して、藤沢への帰属意識を高めることを目的に宿場祭り(スタンプラリー)をやりました。屋台を出す等、参加した人が楽しめる空間を作り、子供たち向けの宝探しの事業をやりました。当時、湘南レボリューションという事業で動員300人を想定して議案提出をしたところ、3000人想定を目指すよう助言があり、そこから必死に3000人集めるための事業を考えました。結果的には当日に3万人(1日)の人が来て、2日間で合計5万人でした。これは大きなイベントでした。 自衛隊にはカレーをつくるトラックと機材を提供してもらい、一度の調理で1200 食作りましたが、半日で3000食が無くなりました。すぐに食材調達して、追加でカレーを作ってもらいました。 この30周年事業も全て自分がやったわけではなく、メンバーが本当によく協力してやってくれました。メンバーの人数も多かったですが、やはり帰属意識が高かったことは当時の藤沢JC の強みだったと思っています。改めて振り返ると、140名のメンバーとOB、関係各者の皆様の力があればこそ、出来たことと感じており、大変感謝しております。 30 周年事業の予算は当時300 万円でしたので、60周年はその倍の予算で実施して欲しいと思っています。とにかく、30 周年事業のスローガンは「式典と懇親会を命がけでやる」でした。 30周年の記念事業のひとつで加山雄三さんに講演してもらいました。加山雄三さんに直談判したところ、帆船海王丸を予約して、子供たちと過ごすというのを引き受けてくれました。ピアノ2 曲、カラオケ1 曲を演奏してくれたのですが、こちらで用意していた出演料は受け取らずに、子供たちのために使ってとボランティアで引き受けてくれました。衝撃的でしたね。

石橋 藤沢JC の中で最もつらかったことは何ですか?
三堀歴代 入会条件が厳しかったことが、最初につらかったことです。父親から、JC に入って勉強しろと言われて入会をしようとしたときに、2 ヶ月間必ず休むことなく例会等に出席しないと入会できませんでした。それから、自由な時間が使える人が大半の中で、自分は会社のこともありながら活動をしていたことはつらかったです。 あとは何といっても拡大することですね。入会した当初は60 名でしたが、拡大委員長を努めたときには140 名まで拡大したことは嬉しかったけど、当然つらかったです。急速な拡大をしたからこそ、新入会員に向けてほとんど研修をしていました。入会条件が厳しいのに、すぐにやめてしまってはよくないから、とにかくメンバーに定着してもらえるように研修をやっていました。 当時は、研修というのは青年会議所でしかできないことだったし、鎌倉の円覚寺で3 泊4日の研修をやったこともあります。やっぱり宿泊研修は仲が深まるし、学べることも多くある。なによりメンバーが楽しんでくれていました。それはやりがい・嬉しさに繋がっていました。

三堀歴代 前田明先輩にオファーを出せば、今でも円覚寺で研修はできると思います。現役の皆で行ってみるとよいと思います。藤沢から初めて、神奈川ブロックの研修事業にするとか面白いかもしれないです。
石橋 60 周年を迎えた藤沢JC に一言お願いします。
三堀歴代 JC は他の団体とは違い、礎は研修にあると考えています。私がいた当時は、社会人として覚悟を持ち、団体に所属して研修するということは他の団体にはありませんでした。JC に入会したらまずは1 年間全てのことに参加する。それを残っている期間・または5 年間続ける。これによって自分自身が成長しているということがあるのが面白いところです。 その熱い覚悟と想いが研修を通じて深まっていくことが私は大切だと思うし、JC としての礎と伝えさせてもらっている部分です。 よって、今の現役メンバーに足らないのはどれだけの覚悟・想いがあって青年会議所の活動に参加してるのかということです。 それぞれが自分の成長や事業の発展のために参加するということだけではなく、JCのメンバーとして覚悟・自覚を持ち、今後参加してもらえると嬉しいです。ぜひ理事長には30周年で乗れなかったイルカにも乗ってもらいたいです。

インタビュアー:総務委員会 石橋知樹委員長、藤方亮太副委員長


