
第20代理事長 相澤光春先輩
安藤 藤沢JC に入会された経緯を教えて下さい。
相澤歴代 設立10 年目の昭和50 年(1975 年)、27歳の時に、先輩に誘われて入会しました。元々入会するつもりはなかったのですが、山本泰弘さん(1969 年第4 代理事長)から「藤沢で事業を行っている20 代30代の2 代目の経営者たちが所属する団体があるから入らないか」と粘り強く誘われたのがきっかけでした。
山口 印象的な事業や出会いを教えて下さい。
相澤歴代 入会から4 年が経つ頃、石井不二彦さん(1980 年第15 代理事長)が理事長の時です。西富の遊行寺の境内で「藤沢宿場まつり」が開催されました。この事業がJC 活動に対する認識を変える大きなきっかけとなりました。藤沢JC の歴史上、社会的な意味でも意義深い事業だと思います。 徳洲会グループの創設者の徳田虎雄さんとの出会いも印象深かったです。藤沢JC に入会して数年後に例会にお呼びして「命だけは平等」「年中無休24 時間オープン」などを満員の旧藤沢市労働会館で講演いただきました。「医療を改革していかなければならない」という強い想いが心に突き刺さったのは今でも覚えています。

安藤 理事長に就任した想いを伺いたいです。
相澤歴代 それぞれの役職は「やりたくてやった」というよりは、いろいろな活動をすることで、まちのことも理解できて、大勢のまちの人たちとも接点が出来たことの延長線上で役割が回ってきました。
山口 創立20 周年の理事長として1 年間感じたことや事業について教えて下さい。
相澤歴代 藤沢JC に入会して11 年目の昭和60 年(1985 年)に理事長に就任しました。海の問題を地元湘南で考えようと、前年に平塚JC、茅ヶ崎JC、藤沢JCの合同例会「湘南会議」を初めて開催したことを踏まえ、年頭の所信で『素晴らしいなぎさを持っているこの湘南をより素晴らしく、魅力あるものにするために勉強していきたい』と記しました。 理事長という立場になって、公的な使命感を感じ、藤沢全体のまちづくりを考えるようになりました。さらに、メンバー同士の親睦や市民との交流を積極的に行うことで、社会貢献に繋がる素晴らしい組織であることを認識しました。
事業としてはやはり、20 周年記念事業に力をいれました。海をテーマに事業構築していき、鵠沼海岸で海や水の環境に関する設問を中心に組み立てたクイズ大会や海岸清掃、サンドアートなどを通じてJC の水問題への取り組みを紹介しました。 また「ブレッド& バター」などの出演者でコンサートを開催し、湘南らしさを演出しました。イベントには約4,000 人が集まり、湘南の海のブランド力を実感することができました。地域の宝として大切にしようと思いました。 江の島で開催された記念式典では約800 人が参加しました。「海、その未来・・・」と題して、江の島水族館館長らを招き、記念討論会を開催しました。また、藤沢JC が環境保全を呼びかけるために自主制作した映画「海は僕らのふるさとだ」も上映もありました。
中でもメインとして、「マイアミJC と藤沢JC との姉妹JC の締結調印式」がありました。 藤沢市とマイアミ市の姉妹都市締結から四半世紀が経過しつつある中、国境を越えて青年経済人たちが交流を深めるきっかけとなりました。前年に第19 代二見照男理事長らメンバー18 人と渡米しマイアミビーチJCと交流をはかり、20 周年記念式典にはA・J・ダウド理事長らが訪日し、葉山市長とともに調印式を行いました。JC を卒業後にマイアミを訪れ当時の仲間と絆を再確認することができ、非常にうれしくなったのを覚えています。

山口 当時のまちの課題はどんなことがありましたか?
相澤歴代 当時は今と違って、まち全体が成熟していなかったので、藤沢らしい魅力あるまちを作ろうと考えていました。藤沢駅ができて60 年経ちますが、南口ができ、辻堂駅ができ、村岡に駅ができる、こんな変遷があり、人が多く集まるまちづくりを考え実践し続けることが、明るい豊かなまちづくりに繋がっていくと信じています。
山口 現在のまちの課題はどこにあると思いますか?
相澤歴代 自然の魅力や、住みやすいまちなど、たくさんの魅力があるからこそ、藤沢の個性をより磨かなければならないと感じています。 JC で培った経験が活きて、辻堂の開発や村岡の開発に寄与しています。より良いまちを実現するためには各世代で考え続けなければなりません。また、考えるだけではダメです。実行し続けてはじめて明るい豊かなまちになっていきます。
安藤 60 周年に期待していることはありますか?
相澤歴代 JC だからできることは何かを考えてほしいです。まちに対する影響力は少なからずあるので、魅力になる種を見つけてほしいと思います。 宿場町に影響受けたので、文化的に藤沢が唯一無二になるようなことを行ってほしい。藤沢がクローズアップされるような活動をしてほしいです。
山口 現役の拡大向上委員会として、拡大について伺いたいです。
相澤歴代 JC だから呼べる経済的な時の人を呼び、人を集めることは一つの手法として有効であり、時代が変わっても変わらないことでもあります。経済面で素晴らしい成果を上げている人や多大な地域貢献をしている先輩に講演してもらうことも対外的にはJC を知ってもらう良いきっかけになると思います。
山口 最後にJC 活動が今の社業にどう活きているか教えて下さい。
相澤歴代 JC の活動で培った経験や価値観が現在の社業や他の団体の活動の土台になっています。 理事長を1 年間全うしたことで、藤沢全体のまちづくりを考えることが出来たことは大きな経験になりました。 いろんな地域に多種多様な社業の仲間がいるのと行政とも関りがあるので、物事を早く進めることが出来ています。
安藤 ありがとうございました。先輩方の思いをしっかりと紡いで行きたいと思います。 又、本日お聞きしたことを現役メンバーにも共有して日々のJC活動に邁進していきます。 本日は貴重なお時間ありがとうございました。

インタビュアー:拡大向上委員会 安藤康彦委員長、山口和紀運営幹事


